ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~

喉の奥から絞り出した様なかすれた声に、オレと達寛は顔を見合わせた。


「2人は………加納君と五十嵐君は、知ってたの?と言うか……絶対知ってたよねぇ……?」


「ご、ごめん前橋………何の事だ?」


「――――月模が……私の両親を魔法で操って、私との同居開始させたの」


…………っ!!


前橋の言葉に、達寛とシェナーダとテイテスの顔色が変わった。


もちろんオレもその1人で、心臓がドッドッドッと、重くゆっくりと脈打ち始めた。


バ…バレた?


ずっと頑張って隠してきたのに………なんで前橋が知ってるんだ………!?