「お母さん、月模と私を同居させるなんて自分もお父さんも一言も言ってないって言ってた……自分達の大学時代の友人夫婦に、『三船』って名字の人はいないとも」
「…………」
「それで私、もう何が何だか分からなくなって……月模と話し合わなきゃって思って教室戻ろうとしたら、偶然月模と五十嵐君と加納君が立ち話してるの………聞いちゃったんだ」
ビクッと、月模の肩が大きく揺れた。
多分私が何を言いたいのか、大体分かったのだろう。
「その時五十嵐君が言ってたの……月模が私の両親を操って、それで私達を同居させる様にしたって」
「…………」
「それで私、もう何が何だか分からなくなって……月模と話し合わなきゃって思って教室戻ろうとしたら、偶然月模と五十嵐君と加納君が立ち話してるの………聞いちゃったんだ」
ビクッと、月模の肩が大きく揺れた。
多分私が何を言いたいのか、大体分かったのだろう。
「その時五十嵐君が言ってたの……月模が私の両親を操って、それで私達を同居させる様にしたって」



