ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~

ただ単にレティユである私の血が吸いたくて、でもただのクラスメイトの血をムリヤリ吸うのは気が引けて、それで同居する様に仕向けたの?


2ヶ月の間に私の気持ちを自分に向けて、それで心置き無く血を吸いたかった――――…


もしこの憶測が当たっていたら……私は立ち直れるのだろうか?


「オイ!葵聞いてんのかっ!」


「ニョア!?」


大声で我に返ると、月模が先程より怒った顔で睨みつけていた。


「お前なぁ……何箸ガジガジ食ってんだよ。そんなに箸ウマイのか?」


「えっ!?」


呆れ気味の月模の言葉に、慌てて手元を見てみる。