ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~

ウダウダ考えていると、下から月模の私を呼ぶ声が。


微かにいいニオイも漂ってるし、お腹も空いてるのに――――…降りる事を躊躇してしまう私。


だけど無視なんか出来るワケ無いし、ゆっくりと部屋を出て、1階に降りて行った。


「ちょっと味濃かったかな……」


リビングでは月模がスプーン片手に何やら呟いている。


テーブルの上には白ご飯や肉じゃが等が並べてあって、今日は和食だった。


「葵。ちょっと肉じゃが味濃いかもしれないから、そうだったらムリして食べないで残していいから」


「………うん。いただきます……」