よくよく見てみると、アレは――――…アルバム?


シェナーダちゃんと私は、加納君のベッドに並んで腰かける。


アルバムは結構大きくて、色は茶色とオレンジを混ぜた様な色だった。


「コレね、翔瑠の小さい頃のアルバム!月模も写ってるわよ♪」


シェナーダちゃんがパラリとアルバムを開くと、中にはビッシリと写真が貼ってあった。


「コレ、5才の頃の翔瑠と月模よ」


「えっ!?どれ!?」


さっきまで勝手に部屋に入っちゃってオロオロしていた私はどこへやら。


小さい頃の三船君が見られるとなって、思わず興奮してしまっていた。