……あり得ない。


絶っっ対にあり得ない!!


「アンタ達何考えてんの!?泊まるなんて聞いてないわよ!!」


日も暮れて来て、夕焼けが半分位顔を出している空間に、私の怒りの声が響き渡っていた。


三船君達6人で海に来た私は、海から上がって服を着て、そのまま帰る気でいたんだ。


だけど私と三船君以外の4人は、帰ろうとする気配が無い。


で、三船君が“帰らないのか”と、女裕に尋ねたら……衝撃的過ぎるお返事が返って来た。


『え?帰らないよ?だって今日皆で泊まるんだからっ!』


『『ハァァァ!?泊まるぅーーーっ!?』』