何かボソッと呟いたかと思いきや、スプーンを持っていた私の右手を掴んで、そのままかき氷をパクリ。


「三、三船君!?//////」


私がビックリしていると、三船君は私の頭をポンポンと撫でてもう1回海へ。


「「キャーーー♪」」


「月模もやるなぁ」


「ちっとはあの優しさ、オレ等にも分けて欲しいよな」


女裕・笑奈・五十嵐君・加納君の4人は、体育座りで固まる私を見ながらニコニコ、ニヤニヤ笑っていた。


「な、なんで急に甘くなったんですか………」


私のこの呟きの答えが出るのは、この日の夜だった―――――……