あんな感覚、今まで16年間生きてきて初めてだった。


心地よさの波に引き込まれて、脱け出せなくて。


ううん……“ずっと脱け出したくない”と思わせる程、さっきは気持ち………


「って、何考えてんの私はっ!!//////」


危ない所で己が危険な事を思っていた事に気がついて、私は叫んだ。


「ウォッ!?何だよいきなり!」


「あ、ご、ごめん……」


力の入らない私の上半身を抱きしめていた三船君は、私が突然叫んでしまった為かなりビックリしていた。


ああもう!!マジで何考えてるのよ私ってばっ!!//////