私と三船君以外は、誰もいない保健室。


最初はただ三船君を休ませる為に来ただけなのに、どうしてこうなったのか。


だけどこれだけは言える。


私は………後悔してないと。


――――チクッ


「イッ……」


三船君の歯が首筋に刺さった時、彼が言った通り小さな痛みが走った。


だけどそれはズキズキとヒドイ痛みではなく、むしろ少し心地よい痛み。


その甘い痛みはジンワリと、私の体を隅から隅まで駆け巡っていった。


「………っ//////」


な、何コレ!!


なんかスッゴく変な感じがするんですけどっ!!//////