もういい加減迫る事はやめてくれという旨を伝えたかったのに、三船君は簡単に私の言葉を遮って冷蔵庫に麦茶を取りに行った。


も～～～～！！家だけならともかく、学校でも迫るの、ホントやめて欲しいのに！！


前なんか、学校の廊下でこんな事があった。


『葵、オレに血くれたらいい事あっぞ』


『いい事なんか無いわよ！ってか三船君、近いんだけど！』


いつもの様にレティユの血をねだられていた私は、ハラハラしていた。


だって学校には『生徒』がいるんだもん！！三船君のファンにそんな所見られたら、私血祭り大決定でしょうがっ！！