そりゃ初日に押し倒されたり、血吸ってやる宣言されたり、色々あったけど!


「冗談よ冗談♪だけど葵と三船君、耳まで真っ赤~~!」


「葵はともかく三船君の赤面こんな身近で見られるなんて、ラッキー☆」


怒りだか何だかが交錯している私を無視して、女裕と笑奈は大笑いしていた。


は、腹立つぅ~~~!!この子達今日、三船君とお喋りしたくてうちに来たんじゃないの!?


「月模…大丈夫か?」


「あ……ああ」


私が女子2人を睨みつけている間、五十嵐君が三船君の顔を覗き込んでいた。


「まったくもう!人からかわないの!!」