届かない恋 ~アナタへ~



――そんな中にあの山本光輝クンの姿があった


いつの間にか自分が山本クンを目で追ってる事に気がついた。

葵((やだッッ//
これじゃぁ、好きですッて言ってるようなもんじゃん///))


葵は、少し顔を赤らめながら、黒板の方へと目を動かした。

山本クンは、友達と楽しそうに話しながら
葵の横をすり抜け、自分の席に行く。


葵((あたしの事、
少しでも山本クンの視界に入ったかな??))