てか、連絡先交換ってどーゆーこと!?
モヤモヤしてることが2つ。
「あれ幸?どした?元気ないけど」
茜に声をかけられて慌てて笑顔を作る。
「元気だよー?今日なに食べようか考えてた!」
「幸らしいね〜」
あははと笑ってるけど、心は笑ってない。
淳平に聞きたいけど、聞けないよ…
「今日も行ってみる?」
「いいね!」
「そうだね…っ」
3人があたしを見てくる。
「い、いいと思う!」
見て見たいけど、もし女子高生とかと仲良くなってたら、めちゃくちゃ妬いちゃう。
「次のお客様〜」
「はーいっ」
4人で暗闇の中に入る。
突然誰かに手を触られてる感触がする。
「ひえっ…!」
「あ、ごめん幸ちゃん。怖くて…」
ビクビクと震えている小夜ちゃんを見て、かわいいなあと感じてしまう。
「大丈夫!あたしいるから!」
ギュッと手を握り返して前に進む。
とは言ったものの、やっぱりあたしも怖いので…
「ぎゃーーー!!!いやあーー!!!!」
小夜ちゃんの腕を引っ張って叫びながら外に出た。
…ほとんど何も見てない。
「小夜ちゃんごめん!大丈夫??」
「へ、平気…」
ほんの少し息切れしている小夜ちゃん。
でもすぐにクスクスと笑い出す。
「え?」
「すっごく楽しかったあ〜。」
ニコニコと満面の笑みで言ってくる小夜ちゃんに胸がときめく。
か、かわいい〜〜

