「…そーだね!今年は、仕方ない」
ここで何か言い返したら、あたし達、いつもの友達同士と変わらない。
仕方ない。そう自分に言い聞かせて、笑顔で話す。
「…おう。ほんと、ごめんな?」
お互い座ってて、猫背な淳平はあたしより目線が低くて、下からあたしの顔を覗いてくる淳平の顔にドキッとする。
こんなときまで、ドキドキさせないでよ!
「いいよ!…そろそろ戻る?」
「おう。…あ」
「ん?」
ドアノブに手を伸ばしたとき、後ろから声をかけられる。
「…なんか、久しぶりに話せてよかった」
照れくさそうに笑う淳平。
あたしがあまりみない、ピンク色のほっぺた。
「…あ、あたしも!じゃ、先行く!」
階段をすばやくかけおりる。
もう、ばか。…好きだな。
あたしの顔は多分、ピンクどころか真っ赤だと思う。

