紙ヒコーキに想いを乗せて




「てか、俺のこと好きだったって、未だに信じられねえ」



ちょーーニヤニヤしたSな顔であたしのことを見てきた淳平。

……まだそれを言うか!

あたしは真っ赤になった顔を隠すように俯く。



「…そうだよ。好きだった」


「…ふーん」



それからは無言でひたすら歩くだけ。

沈黙が気まずかったけど、コンクリートに写るあたし達の影が、真ん中でくっついてて。

繋がっている手を見ると、淳平が優しい顔でん?って顔をするから、普通に歩けたんだ。


電車に乗り、外の景色を見つめる。



「………あ」


「ん?」



景色の中にあった大きな看板を見てあることを思い出すあたし。



「文化祭……一緒に回れる?」



ほんの少し遠慮がちに聞くと、淳平はあっさり



「おう」



と言ってくれた。