「帰ろーぜ」
「あ、う、うん」
まだボーッとしながら淳平の横に並ぶ。
……うわ。緊張する。
「なあ。」
「ん?」
まずは駅に向かう。
駅までの道のりは学校から15分くらい。
話題がないよ!てかいきなりすぎるよ!
「手とかつなぐ?」
「えっ、あ、……任せる。」
「雑ーー」
意味の分からないことを言って笑ってる淳平に、あたしもヘラッと笑ってから前を向いて歩く。
ビクッ
さりげなく。本当に自然に。淳平が手を握ってきた。
こいつ……意外に女慣れしてんの?
「淳平さ、今までに何人と付き合ったことある?」
「んー……高校入ってからは一人だけいたけど。後は知らね」
その一人が知りたいけど、あんまり聞いたらうざがられそう…。
このぐらいにしておこう。

