紙ヒコーキに想いを乗せて




「あの手紙、投げんなよなー。一応ラブレターだろ?」



ブッ


って吹き出しそうになったのを堪えて、慌てて聞き返す。



「な、なにそれ」


「俺のこと好きなんじゃねえの?…あー、人違いだったわ」



本当に勘違いしたんだと思い込んで淳平は昇降口を出て行く。



「あ、ち、違う!当たってる!好き!あたし!」



単語がポンポン出てくる。



「そ。…付き合う?」


「え…」



いきなりのことに固まる。

あたし今さりげなく好きって言っちゃったよ!
てか、付き合う?って……



「いいの?」


「いいよ」



あたしがなりたかった淳平の隣にいる存在に、今なってしまったのだった。