「淳平何番ー?」


「んー…?」



淳平の友達ナイスッ!
大きい声で聞いてくれて、もっとナイスッ!



「……ーー17番」



17番。どこ?

セブンティーン!じゅうなな!セブンティーン!


必死な目で黒板を見ると、そこに表示されていたのはーー……



「あたしの、……後ろだ」



隣にはなれなかったけど、確かに14番の下に17番と書いてある。

信じられない。


う、うれしい!



「お。また藤森の隣だ。」



……頭上から気持ち悪い声が聞こえた。

なんでぇっ!?



「重田…」


「運命感じちゃうな?」



ニヤニヤしながらあたしをみる。

そして、あたしの耳元に呟く。



「大関とも。な?」



その一言で顔が真っ赤になる。

淳平の席も知ってたのか!
……嬉しいけど、複雑!


思ったように行動できない。