それからと言うもの、あたしの心にはポッカリと穴が空いた。

穴に、淳平がいたはずなのに。

今淳平は……



目線を横にずらし、盛大なため息。



「ちょっとちょっと幸、どうするの?あの子といい感じじゃん!」


「……言わないで~」



淳平は小夜ちゃんといい感じで。


もう、今すぐ席替えしたい。


なんであたしの隣は……



「なんだよ」


「……べっつに!」



重田なんだよー!

仲直りっていうか、前みたいに戻りたい。



幸子でもいいから、名前呼んでよ…