紙ヒコーキに想いを乗せて





放課後、金欠なあたし達は、学校の自販機で100円のジュースを勝って、屋上にいる。



「まずさ、これから先どうするかよ」


「うん」


「小夜ちゃんに立ち向かう?それとも負けましたーって言って、逃げる?」



……



「それはやだ!勝ちたい」



もう好きになって一年たっている。

もうすぐまた文化祭が始まる。
それまでには、進展しておきたい。



「よし。じゃあコクろう」


「え、早くない?」



めちゃくちゃ早い。



「もう行こうよ?小夜ちゃんがコクったら、幸はいつ行くの?」


「……」



小夜ちゃんが告白してきたら、あたしはもう勝ち目ないと思う。



「ね?行こ?」


「……直接?」


「当たり前!」


「メールとかは?」


「気持ち伝わんないよ!」



恋愛は先輩のヒナコに質問責め。

だって、告白なんてしたことないし。


フられる覚悟で挑むようなもんだし。


あー…展開急じゃない?