A Prisoner Love

「それは…本当ごめん」



「…」



「許してくれないかな…私も勢いで言っちゃって…」



「そこのナイフ取って」


え?何するつもり?



「は…はい」


素直に渡した私が馬鹿だった


真優は自分の手の甲を切り、ナイフを赤に染めた

「やめて真優っ!!」



「っ…」



真優は赤に染まったナイフを私に無理矢理持たせ、叫びだした


「っあぁああぁあぁぁあっ!!」



「真優…?」


「どうしました!?」



看護師さんが駆けつけてきた


「っはぁ…っ…」



「高橋さん!?手が…」



「痛い…っ」


「今治療するわね!!…あらあなた…!!貴方がやったの!?」