A Prisoner Love

朝、いつものように学校にいく


でもいつものような笑い声は聞こえてこなかった


静まり返った校舎に不安が増した


いつもの教室に入るといつものようにクラスの皆は喋っていたが、誰も笑ってはいなかった


「昨日さ…」
「あぁ真優ちゃんが…」
「誰がやったんだろうな」


皆していたのは真優の話だった


「あ、おはよう弥奈。真優意識は戻ったけど学校来るのは来月以降だってさ」


となりの席の友達、綾が俯きながら話しかけてきた


いつも笑顔の綾が暗い表情だった