「明日のカルロ君とのデートは何するの?」

「デっ!? べ、別にデートじゃないよ!!」



華と二人でベッドの中でゴロゴロしながらお喋り中。


今日は華が家に泊まりに来ている。



「まぁ、まだただのお友達だもんね! それで? 何するのぉ?」

「ただ一緒に夜ご飯食べるだけだよ。 ホテルの中に入ってるレストランが美味しいんだってさ」

「高校生がホテルで二人っきりで食事なんて、普通じゃあり得ないよね」



言われてみれば確かに。


何とも思わず「分かった」って返事した私の感覚って……ダメだ……ずれ始めてる。


慣れってマジで恐ろしい。



「ホテルのディナーだけで済むのかな?」

「え? どういう事?」

「そのまま部屋とか……」

「ないないないないっ!! 絶対ない!!」



って、あれ?


華がこんな事言うなて……今まではこういう話題に流れる事なかったのに……。


華の顔をジーッと見つめると、顔をジリジリと赤くさせ頭から布団をかぶってしまった。



「ちょっと華!! 竜樹とどこまで進んでのよ!?」



布団を引っぺがすと、身体を真っ赤にした華が両手で顔を隠して丸まっていた。


耳まで真っ赤。