「華宮くん。

お願いだ。それも一生の。
生徒会会長になってくれ。
お願いします。」


………。

「校長先生困ります。なんで私が…。

嫌です。やりたくないです。」


きっぱり断ったのに、

「そんなこと言わないでおくれぇ、華宮くん。

君が会長にならないと学校を辞めるという風にみんな言わんだ。

それに君はこの学校の象徴なんだ。」


いや、象徴って言っても、

「ごめんなさい。私にはとても「いいじゃん。椿がやれば。」


と、言ってきたのは、

「秀平っ!」


私が睨むと、それを無視してきた。


「そうだよっ。ねっ、華宮くん、富士くんもこう言ってることだし。」


「椿、お前のせいでみんな辞めたら校長先生が可哀相だろ?

やってあげろよ。」


「椿くん頼むっ。

富士くんと一緒にやってくれ。」


「えっ、校長先生!?

お、俺は」


「椿くんも富士くんがいたほうが安心だろ?」


「分かりました。

仕方ないので秀平とやります。」


仕方なく引き受けた。