そこには、新太郎の
字でこう書かれていた。。


彰吾、和、雅、丈、大和、廉、絶対にずっと
笑っていてくれよ。

お前達と出会えて
毎日、最高に
楽しかった。。

ほんとにごめんな。

俺は、一足先に
上に行ってるから
先々、お前達が来たら
バカ話やバレーの話
嫌ってほど聞かせて
くれな。

俺の最後の頼み
聞いてくれるか?

何があってもバレーは
続けてくれよ。

俺の分まで、な。。

頼むな。

最高に幸せだった。

みんなありがとう。。


佐々木 新太郎



鏡は、その場に
へたりこみ泣き崩れた。


大門もバレー部の皆も
大泣きしている。


『蝶』は天を仰ぎ
新太郎、これで
良かったんだよなと
心の中で呟いた。。