「あ、新太郎くんの
事の原因になった方
ですね?」


「それが…新太郎が
命を絶ったのは……
大門先生のせいじゃ
ないんですっ」


再び、泣き崩れる
新太郎の母。。


「え?という事は
何か、他に原因があると
いう事ですか?」


それから、かなり長い
時間をかけて、少しずつ
これまで、ひた隠しに
されてきた真実が
新太郎の母の口から
語られた。。


「あの子は、とても
真っすぐな子で
悪い事なんて、絶対に
出来ない子なんです」


「それが…成績の事や
バレーでのスランプが原因で
…つい万引きをして
しまってたんです…」


「それを…他校の生徒
に見られて……ずっと
脅されていたんです…」