生徒達は、通常では絶対
に目にする事のない
大勝負に色めきたっていた。。

目を閉じた『蝶』の
周りに炎にも似た
闘気が立ち込めている
事に気づくものは誰も
いなかった。。

鏡のスパイクは全国レベル
というだけの事はあり
とてつもなく早くて重い。。

へー、私がブロック出来ない
なんて、なかなかやる
じゃん。。
でも、最後の1本は
気力で止めてみせる。。

『蝶』が本気モードに
なった時、左内ももにある蝶の刺青が七色に
輝き熱を放出する。。

鏡が5本目のスパイクを
打った瞬間、鏡の目に
炎を纏った千手観音の
幻が。。

ひるんだ鏡のスパイクは
『蝶』のブロックに阻まれた。。

「くそーっ、お前、本当に人間か?」

鏡は悔しさと怒りが
おさまらない。。