『蝶』がパスをする姿を
見てザワザワし始める
生徒達。。


「パスって、あんなに
綺麗だったっけ?」

「蝶の手首、ハンパなく
柔らかいぞ」


『蝶』に見とれる生徒達
を尻目に、次はサーブを
打ち始める。。

「サーブにもいくつか種類
あるからね。自分が
出来そうなものを
選んでやっていいよ」
と数種類のサーブを
打った後に

「あ 最後はオマケだから
真似しなくていいよー」

『蝶』はボールをかなり
高く投げ上げたと同時に
タタタッ シュタッと跳んだ。。

その高さと空中で
一瞬止まり体を思い切り
反らして打つジャンプサーブ
に、体育館の中が
水をうったように
静まり返った。。

立脇も口をポカンと
開けている。