『蝶』は携帯電話を
取り出し「もしもしー、
あ 理事長ですか?
私、今日からバレー部の
顧問でよろしいでしょうか?」

「ウフフ 愛美ちゃんの事
だから、必ずそう言って
くれると思ったわ。
全責任は私がとります。
あの子達を…どうか…
救ってあげてちょうだい」

「はいっ、了解しました」

「了解しましたじゃ
ねーよ。大体お前みたいなチャラチャラした格好した奴に
バレーなんて教えれるのかよ」

『蝶』は満面の笑みを
浮かべ「私、バレー大好き
なのよ」と一言。。

「立脇ちゃーん、あれ?
たーてーわーきーちゃーん、いるんでしょ?」

「あ、はい…」

「立脇ちゃんの体育の
授業って、バレーもあるよね?」

「はい…まぁ」

「じゃあ、バレーの授業
に私を参加させて。
いい見本になるよー」

「見本だなんて、すごい
自信ですね。わかりました。明日の体育の授業いいですよ」

バレーの腕前を授業で
披露する事になった『蝶』
果たして、バレー部の
顧問としての実力は
あるのか。。