そう、拓馬君も美玲のことが好き。 世に言う両想いってやつ? こんなにお互い想いあってるのに付き合ってないって… 「…もったいないなあ」 と思わず小声で言ってしまった。 「え?もったいないって?」 とすかさず美玲が聞いてきた。 「あ、なんでもない!早く教室いこっ♪」 と私はあわてて美玲の手をひっぱり教室に連れて行った。 その後ろをトボトボと拓馬君がついてきた。 .