教室にいるどの女子も俺をみて、こそこそ話している。





なんなんだよ。






だけど一人だけ、まわりのやつと違うやつがいた。








信じらんねぇ。







俺は、自然とそいつをみた。

 





何事もないように、隣にいる背の高い女子と話している。





隣に背の高いやつがいるからか、そいつの小ささが引き立っている。





陽の光が当たって、少し茶色い髪。





遠くからみてもわかるくらい、きれいな…








笑顔───。








他の女子が俺に向ける偽りの笑顔ではない。







純粋できれいな笑顔──。







俺の大好きだった笑顔。















やっと会えた……………