適当に掃除を切り上げ、急ぎ足で屋上へ行った。


もうすでに田中くんは、いた。


「ごめんね。遅れちゃって」


私が謝ると、


「大丈夫。気にすんな。で、話って何?」



ドキドキ暴れる心臓。


深呼吸をゆっくりして、私は、話した。