「俺がこんなに近いから照れてるのか?」 すごく私の耳元に口を近づけて言った。 「いや……。その…。」 返事に困っていると、 「だって耳まで真っ赤だし」 「そ、それは……。その……。」 「照れてる紫音ってかわいい~」 そう言うと、私の耳にキスした。 「うひゃあ!!」 突然のことに変な声をあげてしまう。 「そうだ!!」 田中くんは、何か思いついたように言った。