―――― あなたとだから ―――― 雑貨屋さんの石畳の固い感触だとか 喉に流し込んだ水の冷たさだとか カフェの椅子の座り心地だとか サイフォンの中で踊るコーヒーの音だとか 太陽の光をいっぱいに浴びたトマトの味だとか 大人になってから乗ったブランコの恥ずかしさだとか そんな日々の些細な事だけれど あなたとだから心に焼きつくの