春菜の家は大きい。なぜなら、お父さんが社長だから。
春菜の部屋に行きコンビニで買ったお菓子を開けドカッと座り込んだ。

「春菜は、今たすくのことどう思ってる？」

直球に聞いた

「好き...」

春菜は今にも泣き出しそうで、私はどうしていいかわからなかった。
長い沈黙を破ったのは春菜。

「れなは、たすくをどう思ってる？私はこんなに好きなのにっ！れなは、何も思っていないんでしょ！」

春菜は泣きながら叫んだ。
『私はたすくを好きじゃないと思う。でも..。』

「でも？？なによっ」

『嫌いじゃないから！何も思ってなくはない！大事ではある！』

「なんでそんな曖昧なの？大事？思ってる？そんな言葉が、私達を傷つけてるのに！」

『春菜...。春菜は自分を好きって言ってもらえなかったから、私に八つ当たりしてるの？』

「だったらなによっ！」