次の日、わたしは約束どおり有志をいつもより一時間早く起こした。
有志は昨日同様、真昼を起こしに、あの殺風景な部屋へむかった。
そういえば、真昼もバスケ部だ。
人が早起きしてつくった朝ごはんをさっさとかっこみ、2人はさっさと出て行った。
さすがに一緒に行くかな、と思ったけど、真昼は有志を置いて出て行った。
「おいてかれちゃった」
と緑色の弁当袋をカバンにつめながら、有志はペロリと舌をだした。
内心傷ついてるかもしれないと、わたしは早起きで不機嫌なのを精一杯おしかくし、
「いってらっしゃい」
とにっこりして兄を送り出した。
でも、後になって考えると、あんなこと有志はわたし以上に慣れてる。
なんせ、真昼はバスケの試合で、有志にだけハイタッチをしないのだから。
有志は昨日同様、真昼を起こしに、あの殺風景な部屋へむかった。
そういえば、真昼もバスケ部だ。
人が早起きしてつくった朝ごはんをさっさとかっこみ、2人はさっさと出て行った。
さすがに一緒に行くかな、と思ったけど、真昼は有志を置いて出て行った。
「おいてかれちゃった」
と緑色の弁当袋をカバンにつめながら、有志はペロリと舌をだした。
内心傷ついてるかもしれないと、わたしは早起きで不機嫌なのを精一杯おしかくし、
「いってらっしゃい」
とにっこりして兄を送り出した。
でも、後になって考えると、あんなこと有志はわたし以上に慣れてる。
なんせ、真昼はバスケの試合で、有志にだけハイタッチをしないのだから。

