『ふざけんなっ


先に無視してきたのはそっちの方だろうが!


それが今更なんだっつうんだよ‼


俺があんときどんだけショックだったと思ってるっ


大方自分に関わったら俺までいじめられるとかいらない世話やいたんだろーけど、そんなのてめぇの勝手な感傷じゃねぇか!』


た、田城が。


普段の穏やかな口調が完全に消滅している。


変わりに現れたのは口の悪いただの中学生。


いきどおりをようやくぶつけている、自分のことに関しては恐ろしく臆病な人間だ。


『ご、ごめんなさいっ


あの頃のことはごめんなさい


何度でも謝るよ。


ごめんなさいっ


ごめんなさいっ』


田城の勢いにすっかりおされたらしい新田の、悲痛に謝る声が敷地中に響く。


『許さねーよ。』


田城の冷ややかな声。