ガチャ
「ただいま!」
颯が帰って来た!
「颯遅いよ!!」
あたしは玄関まで颯を迎えにいった。
「あ…絢…。」
颯は気まずそうな顔でこっちを見る。
え?なに?
そんな顔であたしを見ないでよ。
「もう…8時半か…。すぐ送るわ。」
颯はあたしの顔を見ないでそういった。
は?
何それ。
なんでそんな態度をとるの?
意味わかんない。
あたし…なんかしたのかな?
「ちょっと待ちなさい!」
向こうから声がしたと思ったら、颯ママだった。
「絢ちゃんさ、泊まって行きなよ!」
へ?
泊まる?
「もうご飯食べたし、後はお風呂よね?今日泊まっていっちゃいなさいよ!」
「でも…」
「あと、ゆっくり話し合いなさい?颯がなんでそんな態度とるのか。絢ちゃんに言わなきゃわからないんだから。」
颯ママは鋭いね…。
「…はい!泊まり決定!絢ちゃんは颯の部屋勝手に使いなさい!」
「あ…はい。」
そして、強引だね…。笑


