小さな初恋

その日は1日、

ずっと三人で公園にいた。



初真と花柄は関わりがあまりないせいか、


最初は気まずそうにしていたけれど、



初真のあの性格だ。


しばらくしたら仲良くなっていた。



初真は花柄が好きだから、顔に出て嬉しそうだった。





「帰るか!!」


時計は6:30をとっくに過ぎていた。



「あたし、早く帰らないと!!」


「じゃあ俺が送るよ!!」




走って花柄が帰ろうとすると、


積極的な初真が花柄を送ると言い出した。