ボケーーーーーっとしてると、日和が唖然とした顔からキリッとした顔になり話した。

「由梨花、それね、恋だよ。
由梨花の初恋だよ!!」

一瞬、言ってる意味がわからなかった…
頭のなかは真っ白でフリーズしていた…

「やだなぁ~ははっ…なんで、私がまさを…ありえないからっ!!だって、まさは幼なじみだよ?」

そのとき、私のなかでは、日和の「初恋だよ」が、リピートしていた…

「だからじゃないの?」

「え?」

「幼なじみの石田だから、今までずーっと、一緒にいて、無意識のうちに、私のまさなのに…って思ってるんじゃないの?」

日和の言葉に、私は感心した…