私は、溢れんばかりの涙を力強くぬぐって、
まさの冷静な瞳を見つめた…

そして、笑った…

すぅっ!!大きく息をすった!!

「まさの、バカ~
大好きだよ!!お兄ちゃんみたいなまさも、優しいまさも、笑ってるまさも…
全部、全部、大好きだよ!!
そりゃ~さっ…迷惑かけてるかもだし、
泣き虫でバカだよ!!
でもね、まさのこと、こんなに分かるの由梨花だけなんだよっ!!
由梨花は、まさの妹なんかになりたいんじゃない。
まさの特別になりたいのっ!
由梨花にとってまさは特別だよ…」

はぁ、はぁっ…
スゴいスピードで、いった…
自分でも、ビックリだよ…

まさ…君はどんな顔をしているの?
恥ずかしくて見れないよ…