「ええっ! 飛悠君、媛ヶ岡やったん!?」 「えっ!そうやで? ほんまに知らんかった!?」 「いや、知らんし! 飛悠君、そんな事言ったこと無いやん」 「え……うん、まぁ…」 「やろ!? 言ってくれへんかったら分かる訳無いやん」 「いや。 でも俺、柚ちゃんが媛ヶ丘やって知ってたし… だいたい、学校の体操服とか制服とか来てきてるやん……」 飛悠君、もしかして、呆れてる? 柚はあわてて話を変えた。