恋みち



「さよなら~」



柚葉ちゃんが帰ってちょっとすると。

「果音帰ろ~」
と、苺子が言い出した。


あたしは編み物をしているけど、苺子は何もしていない。

喋り相手がいなくなって、暇になったようだ。



帰ろっか。とあたしはやっと腰を上げた。



「さよなら~」

部室の、被服室を出る。