「それに… 俺、お前と何年友達やってると思ってんの? あんな目立つ姉、気付かん訳無いやん」 「へ…友達?」 そこにひっかかりを感じた。 「えっ……うん…」 予想外のところを聞き返してしまったようで、久流は戸惑った。 友達…? ん、まぁ…友達? …まぁ、友達で! 「うん、そうやんな! あはははは」 究極。 笑ってごまかす。 効果は、あった。