恋みち



がばっと久流が頭を下げる。


「ありがとうございますっ!!」



「家、寄ってく?」

という母さんの問いに、
「いえ、今日は……」と答え、
久流は走って帰った。



あたしは、恥ずかしくて顔から湯気が出そうだ。

も~~~~~~っ!!!


心の中で、久流に八つ当たり。







夜、布団の中で、重要な事に気付いた。


久流は好きだって言ってくれたけど、

母さんに許可は貰ったけど、



あたしはまだ何も言ってない!!!




………あたしは、久流の事が好きなのか?




んもぅ!!
分からん、分からん!


とりあえず寝る!!






これぞ、見事な現実逃避。