家の前に着くと、お姉ちゃんが待っていた。 「おかえり。 ……果音、お昼ご飯、母さんが用意してるよ。 久流君。お昼ご飯は……? あっ、持ってる? じゃ、おいで」 そうまくし立て、お姉ちゃんは久流を連れてさっさと家の中に入ってしまった。 あたしは置いてきぼり。 何だか残念だ。 うちの家に久流を招くのはあたしが最初にしたかったのに。 と考えたところで「何で?」と、思い首を傾げながら、 あたしは一人、玄関を通りリビングへと向かった。