恋みち



「じゃ、バイバイ。

おやす………」


「おい」


いつもの通り、あたしの家の前で別れようと思ったら、久流が呼び止めた。


「……何?」


「お前、俺がお前のこと『好きや』って言ったのに、無視かよ」


なかなかえらそーなこと言ってる気もするのだが。


「だって。

お姉ちゃんが、あたしなんかに付き合える訳ないって言ってたし。

お姉ちゃんがあかんって言ってんねんからあかんやろ」




久流は「はぁ~」と大きなため息をついた。



あたし、何か呆れられるような事言った!!?


「何なん!?」

と声を上げるあたしをスルーして、久流はあたしにこう言って帰った。

その内容は。

「お前の姉ちゃんに会いたいから、明日の学校帰り、約束しとけ」



久流は、


何をするつもりなんだ……??