恋みち



「あっ、その子何~?」

「おい!彼女かよぉ、飛悠~」


飛悠君と手をつないでいると、やっぱり色んな先輩の声が飛んでくる。


飛悠君はその人達の質問には答えずに、その人達と写真を撮っていく。



飛悠君のまわりには、常に人の輪があった。


これが、きっと「人気がある」って事なんだろう。



―――なんて。
気付いたのは、ずっと後。

この時は、人の間をすりぬけるので必死だった。



だって…!
柚と手をつないだまま、人の輪の中心部にいるんだもん!!