アイツの友達は彼氏と帰って行った。



アイツは多分、鞄を取りにこっちに来た。
女子の間を通って、自分の席にに向かった。


アイツの机は後ろの方にあった。


多分邪魔だったんだろう…




鞄を取って、後ろのドアから急いで出て行った。
髪が風になびいて、より綺麗に見える。


俺は女子達に「帰るからどけて」って言って、鞄を持って教室を出た。



それでアイツを追いかけた。


見つけた…


俺は早歩きでアイツを追いかける。



「でもモテルんだから仕方ないか…」

って声が聞こえた。




「誰がモテルって?」



俺がアイツの隣に行き、声をかけた。
アイツはビックリしてるようだった。


「聞こえた?」

多分自分が声に出してる事が知らなかったっぽい…


「ばっちり」


アイツは下をむいている…
可愛い…