「雅、夏休みいっぱいデートしたいなぁ~」



「いっつも一緒に寝るんじゃ足りねーの?」
笑いながら言ってきた雅。


「デートはデートなんです~」

意地悪そうに雅は笑った。



せっかく勇気だして言ったのに~!!



「馬鹿…」



「は??今馬鹿ってッた??」

やば…



「言ってないよ…雅の聞き間違いじゃない??」

また意地悪な笑顔で、あたしをビルとビルの間に連れて行き…




「言ったでしょ??」

もー!!




「だって…雅が意地悪言うから…」


雅は笑って、
「俺も一緒に寝るだけじゃ足りないなぁ〜」


もー!!!

そりゃあたしもだけどさぁ...

今この状況で言わないでよ…